チラシ・広告の反応率を考える②:バンドワゴン効果・アンダードッグ効果

2015年11月25日
とっつぁん
心理
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クラシックタイムマシン

流行の理由

クラシックタイムマシン

チラシや広告の反応率をあげたい!

という事で今回はバンドワゴン効果について考えてみましょう。

バンドワゴン効果(バンドワゴンこうか、英: Bandwagon Effect)とは、

ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す。

「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことであり、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る、といった意味である。

Wikipedia

つまり、

「これ最近人気なんだよね。」「みんな使ってるよね。」と感じる物を選択しやすいということ。

平均的をこよなく愛する日本人にはとっても効果的?

営業トークにも紛れ込んでいるバンドワゴン効果

レンタルDVDショップやらガソリンスタンドやらその他にも様々なお店で

会員カードってありますよね?

ワタクシが昔働いていた某レンタルDVDショップでも2種類あったのですが、

「会員カード」と「クレジット機能付き会員カード」

お店の利益としては、クレジット機能付き会員カードに入会してもらった方が良い仕組みです。

なんとかクレジット機能付きの方をオススメしたい、とそんな訳なんですが。

決まり文句として説明の最後に

「だいたい皆さんこっち(クレジット付き)を作られていますね。」

という一言を加えるだけで驚くほど入会率が違ったのを覚えています。

「よく分からないけど、みんなそうしてるんだったら私もそうしようか…」

要はそういう心理のようですね。

バンドワゴン効果を使った広告の例

さてさて、バンドワゴン効果がどういうものかざっくり分かったところで、

チラシやバナー広告にどう使えばええねん!?ってことですよね。

ワタクシの良く通る道に「みんな美味しいっていうけどね…」って書かれてるラーメン屋がありますが、ちょっと怖くて入れません。これもバンドワゴン効果でしょうか…

バンドワゴン効果を使った例

映画のCMで良く聞きますね。

「全米が泣いた!」

今では聞きなれたお約束のフレーズですが、初めて聞いた時は

「へぇ、アメリカではすごい人気の映画なんだなぁ。」

と思ったものです。


 

では、育毛剤のキャッチコピーにこのバンドワゴン効果を適用させて考えてみましょう!

 

「全ハゲが泣いた!!」

 

・・・・・・・・・・・・・

 

すみません、言ってみただけです(笑)

デリケートな部分のキャッチフレーズってすごく難しいんですね!

 

「おかげさまで○万本出荷!」

よく聞くフレーズですが、これがまさにバンドワゴン効果を狙ったキャッチフレーズですね。

 

他の例をあげると…

「6,000社の実績」

「全国で500万人が愛用しています」

などなど、書いてることが本当かどうかはさておき、

このキャッチフレーズを読んだ人に信頼感を与えるのでしょうね。

アンダードッグ効果

さて、バンドワゴン効果の真逆の心理バイアスにアンダードッグ効果というのがあります。

アンダードッグ効果とは、負け犬効果とも言われていて、

不利な状況にあるものに手を差し伸べたくなるという心理効果です。

 

これは結構タイムリーなネタなんですが、

「今回売れなかったら終売”崖っぷちお菓子”」

というのを現在森永がやってまして、ワタクシも何回か食べてみました。

本当に売れてないのかどうかは別として、

ここまでアンダードッグ効果を前面に押し出したキャンペーンはビックリしましたね(笑)