チラシ・広告の反応率を考える⑨:アンカリング効果

2016年1月19日
とっつぁん
心理
この記事は 3 分くらいで読めると思います
数字のトリック
数字のトリック

お得に感じさせる数字のトリック

数字のトリック

数字のトリック

突然ですが、ホームページの制作ってどれくらいお金がかかると思いますか?

時給1,000円のアルバイトWEBデザイナーさんがいたとして1日8時間で1週間制作に時間をかけたとすると56,000円が給料って事になりますよね。

でもそれは実際に制作した本人の給料なので制作会社としては56,000円では儲けになりません。

また、写真を撮ったり確認作業に時間がかかったりと、制作にかかる時間は実際に制作している時間よりもはるかにかかる為、それなりのホームページ一つ作るとなると平気で300,000円~1,000,000円かかってしまいます。

1,000,000万円もあったらうまい棒が100,000本も買えてしまいますよね!?(税別)

そんな中、岡山でWEB制作をしているワタクシはそれなりのホームページを3万円で制作するサービスを始めました(宣伝)

(ただしVEGLは少数精鋭の為、立て込んでいる場合は対応にお時間がかかる、またはお断りをする可能性もありますので詳細はお問い合わせください。)

アンカリング効果とは?

はい、いきなり宣伝ではじまった今回の記事ですが(笑)

アンカリング効果という認知バイアスのご紹介です。

アンカリング(英: Anchoring)とは、認知バイアスの一種であり、先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のことをさす。係留または焦点化(英: Focalism)[要出典]とも呼ばれる。

Wikipedia

とっつぁんにはちょっと説明の言葉が難しすぎますが…こういう事です。

何らかの数字を判断する時、さっき見た数字が判断影響を及ぼすってことですね。

続けてWikipediaにはアンカリング効果の実験も載っていました。

例えば、「国連加盟国のうちアフリカの国の割合はいくらか」という質問をしたときに、質問の前に「65%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合(中央値45%)、「10%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合(中央値25%)よりも、大きい数値の回答が得られるという。

アンカリング効果を広告に利用する

アンカリング効果を広告や営業トークに利用するにはどういう方法があるのでしょう?

例えば3,000円の育毛剤を売りたい場合

育毛剤「育毛剤って1万円超えるようなものもあるじゃないですか?」

客「まぁありますねぇ」

育毛剤「私は価格も結構頑張ってるんですが、いくらくらいすると思いますか?」

客「えぇ…8,000円くらいですか?」

育毛剤「3,000円ですよ!」

客「な…なんだってー!?」

例えば社員のボーナスをケチりたい場合

社長「最近は景気が悪くてボーナスが出る会社もめずらしいよねぇ」

社員「そ…そうですねぇ…」

社長「でもウチは少しはボーナスを出せる程度には利益がでてるよ。」

社員「ホントですか!!」

社長「全社員に最低3万円は出るんだけど君はいくらくらいだと思う?」

社員「え…一応自分はそれなりに成績出してるので…8万円?なんて…(笑)」

社長「君には10万円出すことにしたよ。」

社員「マジすか!!やったぜ!」

※まぁボーナスが出るだけマシですけどね。

まとめ

アンカリング効果はそもそも相場感の無い相手にしか効果はないと思います。ボーナスのように他社の相場なんて関係ない場合は別かもしれませんが。

まぁ相場感を知っている相手なら、そもそもアンカリング効果で仮の相場感を与える必要もないのですけどね。

あ、ちなみにホームページ3万円は内容を考えると異様に安いですよ(笑)

2万円だとか無料制作だとか、もっと安い制作業者もありますけど、それなりに落とし穴はあります。