桃太郎はとても健やかに育ち、
とっても力持ちな正義感の強い良い子に成長しました。
決して裕福な暮らしではありませんでしたが、
ありふれた平和な日常こそが幸せであると感じながら暮らしていました。
桃太郎は身も心も丈夫に育ったため、
ちょっとやそっとの事では、焦ったり怒ったり泣いたりしませんでしたが、
友達や家族の為には本気で怒ったり泣いたり出来る良い子でした。
そんなある日の事、
村人からとても悪い鬼の噂を聞きます。
鬼は、町や村を襲っては、
人間たちの金品や食料を奪っているらしいのです。
正義感の強い桃太郎はこの話を聞き思いました。
「悪い鬼は絶対に許せない!退治してやる!」と。
こうして鬼退治を決心した桃太郎は、
鬼が住むという鬼ヶ島を目指し、旅立ったのです。
つづく…