HDR合成(ハイダイナミックレンジ合成)とは
適正露出の写真に加えて、明るい写真と暗い写真を撮影し、それらを合成することで、明るすぎる部分や暗すぎる部分を無くし、明るい部分と暗い部分を同時に表現する手法です。
下の三枚の写真はまったく同じ構図で、適正・暗い・明るい、の三枚を撮影したものです。
これらを1枚に合成するのがHDR合成です。
HDR合成の目的その 1
HDR合成をするのには、大きく分けて二種類の目的があります。
その一つが、露出の違う写真のいいところを合成することで、写真の全体を適正露出にするもので、スマートフォンに搭載されているHDR機能はこれにあたります。
HDR合成の目的その 2
もう一つが、アーティスティックな効果を狙ったもので、彩度・コントラスト・ディテールなどを極端に加工することで、イラストやCGのような雰囲気を表現します。
HDR合成の結果
下の2種類の写真が、先ほどの三枚をHDR合成したものです。
全体の露出を適正にしたもの
極端な効果を狙ったもの
なお、当サイトでの「HDRカテゴリ」では、極端な効果を狙ったHDR合成写真(やりすぎHDR)を扱っています。通常のHDR合成をした写真は「HDRカテゴリ」には入っていません。