チラシ・広告の反応率を考える⑤:シャルパンティエ効果

2015年12月9日
とっつぁん
心理
この記事は 3 分くらいで読めると思います
東京ドーム5個分の愛情
東京ドーム5個分の愛情

東京ドーム5個分の愛情

東京ドーム5個分の愛情

東京ドーム5個分の愛情

はい、女性に「どれくらい愛してる?」と聞かれたら、

「東京ドーム5個分くらい」と答える事にしているVEGLのとっつぁんです。

あいにくそんな質問されたことは生まれて一度もありませんが…

おそらくこのセリフを言ったら「マジで?めっちゃ愛してるやん!」となる事間違いなしですよね?

むこりん

むこりんならねーよっ!

そう、今回は「シャルパンティエ効果」についての記事を書きます。

シャルパンティエ効果とは?

シャルパンティエ=コゼレフの錯覚 Charpentier-Koseleff illusion,あるいは大きさ=重さの錯覚 size-weight illusionとも呼ばれる。重さの感覚が視覚的に見える大きさの影響を受け,物理的な重さの等しい物でも,体積が小さいほうが重く感じられる現象をいう。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

要するにですね…

鉄10kgと綿10kgはどちらが重い?

とびぃ

とびぃ鉄10kgと綿10kgだとどっちが重いですか?

うりぼぅ

うりぼぅ鉄に決まってんだろーっ!

とびぃ

とびぃえっ?

って奴です。


まぁさすがに「鉄の方が重い」と思う人はいないと思いますが、一応答えは

「重さはどちらも同じ」ですね、10kgですから。

「鉄の方が重そう」というイメージによって本来は同じ重さなのに鉄の方が重い、と錯覚してしまう…

そんな認知バイアスがシャルパンティエ効果です。

シャルパンティエ効果を広告に使うには?

シャルパンティエ効果を使った広告は、パッと思いつくのはこんな感じですね。

商品「レモン1000個分のビタミンC配合」

客「レモン1000個分!?すんげー!」

「とにかくビタミンCがものすごく入ってる」というイメージが伝わりますよね?

ちなみにレモン1個分のビタミンCは基準値20㎎との事ですので、1000個だと20gです。


とびぃ

とびぃ20gのビタミンC配合

あーたむ

あーたむふーん…それで?

とびぃ

とびぃレモン1000個分のビタミンC配合

あーたむ

あーたむレモン1000個分!?すごいビタミンc入ってる!!

とびぃ

とびぃでもやっぱり20gです

あーたむ

あーたむふーん…それで?

とびぃ

とびぃレモン1000個分ですよ?

あーたむ

あーたむレモン1000個分!?すごぃ!!


どうでしょう?

イメージ出来たでしょうか?(笑)


 

月額費用を一日換算して安く見せる営業テクニックもシャルパンティエ効果の一種と言えるでしょうかね。

例えば月額費用3,000円くらいの何らかの契約を取りたい営業の方は

「1日100円ですよ。」と言えば

実質月額と変わらないのになんとなく安い気になりませんか?

あえて物に例えるなら…

「1日ジュース1本買うより安いですよ。」

という感じですかね…


なかなか扱っている商品によっては使いどころの難しい心理トリックだと思います。

が、知識としては頭に入れておいても良いかもしれませんね。

ワタクシが以前勤めていた会社ではサプリメントも扱っていたので、シャルパンティエ効果がものすごく輝く業種だと思っていたのですが、

普通に「○○1000mg配合」とか言ってましたね(笑)

「そんなので売れるのは鷲のマークだけですよっ!」と上司に訴えた記憶があります…