チラシ・広告の反応率を考える⑩:松竹梅の法則(極端の回避性)
メニュー選びに迷ったら?
上の画像のように、3種類のランクに分けられた商品があった時、真ん中の商品が選択されることが多い。
これを松竹梅の法則という!!(どどーん!)
松竹梅とは?
松竹梅って聞いたことがありますか?ありますよね?
最近、若い子と話をするとジェネレーションギャップを感じてしまうので割と不安になります。
松竹梅(しょうちくばい)は、慶事・吉祥のシンボルとして松・竹・梅の3点を組み合わせたもののことで、日本では祝い事の席で謡われたり、引出物などの意匠にも使われてきた。もともとは中国の「歳寒三友」が日本に伝わったものである。
Wikipedia
松も竹も梅もおめでたい植物って事ですね。
松竹梅によるランク分け
ワタクシが初めて松竹梅を知ったのはいつ頃か分からないのですが、小学生の頃にスーファミでやってた「がんばれゴエモン」の中で値段が梅・竹・松の順番にだんだん高く設定されていた気がします(笑)
というかそもそもお正月のおせちとかでも使われていたような…
で、松が一番高くて梅が一番安いものだと思っていたのですが、Wikipediaによると、梅が高くて松が安いパターンもあるっぽいですね。こりゃ全く知らなかったわい…
どうして真ん中が選ばれやすいのか?
価値が分からない
当然ですがその商品の相場を熟知している人が、こんな心理効果に騙されるなんてことはないと思います。
価値が分からない時、値段が高い方が良い物であると感じますよね?
そうすると、一番安いのは悪い物のように思える…
でも一番高いのはそこまでお金を払う物なのかどうか分からない…
で、結局真ん中の商品に落ち着くという感じです。
松竹梅の法則をどう利用すればいいの?
これは単純な事で、最も利益率の高い商品を真ん中に設定するという事です。
例えば、
「頭皮に毛の種を植えて水をやればフッサフサに!」のCMで有名な株式会社ケガハエールが育毛コースを3種類出していたとします。
- Aコース 5,000円/月
- Bコース 10,000円/月
- Cコース 15,000円/月
このうち松竹梅の法則に従えばBコースを選ぶお客さんが多いわけですが、
- Aコース 毛の種の原価 1,500円
- Bコース 毛の種の原価 2,000円
- Cコース 毛の種の原価 5,000円
毛の種の原価と実際の料金との割合はBコースが一番安く設定されている訳です。
むこりんそんな会社実在しないからね!
思いっきりフィクションだからね!(念のため)
もしかして飲食店とかって…
松竹梅の法則なんてそれなりにみんな知ってるわけで…
飲食店で真ん中編のメニューがだいたい利益率の良い物に設定されてる、なんてことはよくある事。
焼肉屋で特上の肉ばっかり食べると、実はお店的にはそんなにおいしくない…
って事もよくあるそうですよ!
ちなみにワタクシはよく分からなかったら一番安いのにします \(^o^)/
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