幅広く使える心理効果⑦:返報性の原理
受けた恩は返さなきゃ(使命)
飲食店の経営パートナーVEGLでWEB制作を担当しているとっつぁんです。
今日は返報性の原理とか返報性の法則とか言われるものについて書きます。
先日買い物に行った時に「あぁ返報性の原理だなぁ」と、しみじみ思った事があったので(笑)
返報性の原理とは?
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。
この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。
Wikipedia
恩を受けたら返したいもの、簡単ですね。
よく挙げられる例に試食販売があります。
試食販売の例
スーパーでよく食品の試食販売があると思います。
一口食べたら、
たいしておいしくなかったけど、販売員のおばさまに悪い気がして1個購入しちゃった…
なんてことはありませんか?
そもそも「食べたら買うはめになるから試食はしない主義\(^o^)/」なんて人もいるかと思います。
日本の接客サービスは返報性の原理だらけ…
日本のお店は「売ってやんよ」的な海外の接客と違って
「お客様は神様です」的な接客が多いので、
それなりの接客レベルのお店に行くと返報性の原理だらけです。
商品が悪くても接客で売れる日本のすごいところでもありますよね。
先日の買い物の例
先日「座敷あらし」が旅行に行くと言うので
キャリーケースを買いにショッピングモールに行ったところ…
↓座敷あらしはこいつ
キャリーケースの上に付けられるキャリーオンバッグも買う事にしたのですが、
このキャリーオンバッグ、
エコバッグみたいに使わない時は小さく折りたためるのです。
で、店頭に置いてある時は折りたたんであるんですね~。
しばらく見ていたら店員さんがやってきて
「良かったら広げてみましょうか~?」とわざわざ広げてくれました。
座敷あらし「う…これは微妙…??」
店員「そうですかね~?可愛いと思いますよ~。」
座敷あらしは単品だと気に入っていたキャリーオンバッグだけど
キャリーケースの上に置いた時の組み合わせが微妙に感じたようです。
まぁワタクシは微妙を通り越して「ないわぁ~」と思っていたのは内緒…
この時
「せっかくわざわざ手間かけて広げてくれたバッグを買わないのは悪い…」
という返報性の原理が働いてるんですね~…
そのままだと微妙なのを買いそうだったので、
他のバッグもいくつか比べて、最終的には他のバッグを買いました。
ちなみにこの場合、返報性の原理に負けて微妙なバッグを購入したとすると、
次回からは「前に店員さんに話しかけられて微妙なバッグを買わされた店」という印象になります。
どうせ返報性の原理を利用して接客するなら、
最終的に買ってよかったと思わせなきゃいけないですね~。
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