チラシ・広告の反応率を考える④:絶対にやってはいけないキャッチコピー
カリギュラ効果について
とにかく集客出来れば何をやっても良いと思っている方は絶対に見ないでください!
このノウハウを私利私欲に使おうと思っている方は絶対に見ないでください!
途中で諦めたり、やる前からダメだと思っている方は絶対に見ないでください!
はい、今回はカリギュラ効果のお話です。
カリギュラ効果(カリギュラこうか)とは、禁止されると、かえって余計にその行為をやってみたくなる心理のことである。一例としては、「お前達は見るな」と情報の閲覧を禁止されると、むしろかえって見たくなるなどの心理が挙げられる。
ローマ帝国の皇帝カリグラをモデルにした1980年のアメリカ・イタリア合作映画『カリギュラ』が語源で、過激な内容のため、ボストンなどの一部地域で公開禁止になったことで、かえって世間の話題を惹いたことにちなむ。
Wikipedia
そうです、みなさんご存知「見るな!」と言われると見たくなる、「やるな!」と言われるとやりたくなる。
「押すな!」と言われると押したくなる…
ダチョウ倶楽部のネタはまぁ、カリギュラ効果っていうかお約束って奴ですけどね(笑)
ここ最近はあからさまにこの効果を狙った広告が目立つ気がします。
っとまぁ、この記事のタイトルに釣られてしまった方は「カリギュラ効果」に釣られて読んでしまった…という事になります。どうせ読んでしまったのなら「カリギュラ効果」を応用できるよう考えてみてくださいね。
カリギュラ効果のキャッチコピー例
「○○好きな方は絶対に見ないでください。」
なんかこんな感じで始まるバナー広告見たことないですか?
まぁワタクシはさすがにここまで露骨で何の捻りもないコピーだと普通に見ませんが…
例えば…
「起業を考える人が絶対にやってはいけない7つの法則」
「起業を考える人(カクテルパーティ効果)」が「やってはいけない(カリギュラ効果)」
なかなか魅力的なキャッチフレーズじゃないですか、今の会社に満足しておらず起業を考えているけれど迷っているような方はポチっとクリックしてしまいそうです。
まぁだいたいこういうのって中身のない詐欺まがいの教材売ってるオチが多いっていう個人的偏見があるので、好きじゃないですけどね(笑)
むか~しGoogleさんに一斉にペナルティくらって全然見なくなったアフィリエイトの1ページペラサイトがこういうの多かったですよね、今はアフィリエイトサイトはyoutubeの広告とかで集客しているようです。
カリギュラ効果を使ってみる
では実際にカリギュラ効果を使ったキャッチコピーを考えてみましょう。
育毛剤の例
例えば「育毛剤」のキャッチコピー。
育毛剤「絶対に生えないでください!」
毛根「なんだって!?くそ、生えたくなってくる…」
すみません、自分で何がしたいのか分からなくなって来ましたが冗談です…
育毛剤と毛にこんなやり取りがあるなら、世紀の大発見ですね。
育毛剤「髪を増やしたい方は絶対に買わないでください」
お客さん「はい、分かりました」
あれあれ?普通に買いませんでしたね(笑)
そりゃそうですよね、これでは買わないで欲しいという理由が分かりません。
よって「あ、そう、じゃあ買わないわ。」になるしかないという…
育毛剤「本当に髪を増やしたい方以外は絶対に買わないでください」
お客さん「ほ?ほう…」
基本に忠実な型がこれです。
「本当に髪を増やしたい方」をターゲットとし、「買わないでください」というカリギュラ効果を用いつつも「自分は買わない人には当てはまらない」と思わせるキャッチコピーです。
そして、何故買わないでほしいか、
育毛剤「毎日シャンプー後、頭皮につけ軽くマッサージします。面倒で途中やめになってしまった場合は買うだけ無駄なので買わないでください」
と言った理由を付け足します。
お客さん「なるほど、シャンプーの後にマッサージか、これくらいなら持続できそうだ。」
育毛剤「さすが、本当に髪を増やしたいだけのことはある…」
伏字を使ってみる
テレビ番組などの放送禁止用語や伏字もカリギュラ効果に当たります。
キャッチコピーに「しないでください!」を必ずしも入れなくてはいけない訳ではありません。
伏字を使った場合、
バナー「広告の集客力を2倍に跳ね上げる○○」
お客さん「ちくしょう気になる!」
確かに伏字だと気になりますね~。
複合編
ってことは伏字も組み合わせちゃえば最強のカリギュラ効果じゃん!?
「絶対にやってはいけない○○」
どうでしょう、思いっきり記事のタイトルから釣りでしたがお役に立ちそうでしょうか?
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