チラシ・広告の反応率を考える⑪:マッチングリスク意識

2016年2月2日
とっつぁん
心理
この記事は 3 分くらいで読めると思います
思ってたんと違う…
思ってたんと違う…

思ってたんと違う…

思ってたんと違う…

思ってたんと違う…

「人の心には、こんな心理効果がある!」って簡単に言ったら「人間あるある」ですよね。

今日もそんな人間あるあるについて書きます。

マッチングリスク意識

マッチングリスク意識とは、商品を購入した後に「思ってたんと違う…」と後悔したくない為に不安になる状態の事。

購入した後で無駄になる事を恐れて購入に迷いが生じます

当然ですよね、主婦も会社員もフリーターも本能的にリスクヘッジしてるんです。

その商品の質が分からない事にはなかなか判断し難いですよね。

でも商品を販売する側としては、そんな人にも何とか商品を理解してもらい購入に繋げたいわけです。

ではマッチングリスク意識を取り払うにはどうしたらよいのでしょう?

マッチングリスク意識を取り払うには?

育毛剤を買おうとドラッグストアに行ったとき…

客「この育毛剤は何となく良さそうだが割と高いな…」

育毛剤「おっちゃん、何をそんなに迷ってんの?」

客「いや、買ったは良いけど全然毛が生えてこなかったら無駄になるなぁと思って…」

育毛剤「それならここに無料サンプルがあるで、試してみ!」

客「どれどれ…う!?…ぅぉぉお生えてくる!!どんどん毛が生えてくるぅ(気がする)」


無料サンプルを提供し、実際に商品の良さを試してもらう事でマッチングリスク意識を取り払う事が出来ます。

スーパーやアイスクリーム屋の試食販売は「返報の法則(せっかく一口くれたのだから買わないと悪いな…と感じるアレ)」が非常に強いのですが、客観的に見ればマッチングリスク意識を取り払って買ってもらうサービスですね。

ちょいとお洒落なカフェでも、新メニューの試食を配ってたりしますよね。

冷蔵庫を買おうと電気屋に来た…

客「この冷蔵庫良いなぁでも…25万か、高いなぁ…」

冷蔵庫「この程度も即決出来ない男はモテないわよ。」

客「いやいや高額ですよ!さすがに…」

冷蔵庫「それなら他の冷蔵庫にすればいいじゃない。」

客「冷たいなぁ…でも君のフォルムが気に入ってるんだよ…」

冷蔵庫「っ!?(気持ちわるっ)」

客「お、なんだ、試用期間があるのか。気に入らなければ返品出来るなら買ってみようか…」


返品可能ならマッチングリスク意識を取り払うのに十分な理由ですね。

ダイエットのジム月額コース「痩せなかったら全額返金致します!」のような謳い文句もマッチングリスク意識を取り払う為のものですね。

(食事管理やら運動やら「そりゃ痩せるわ」って内容で、ちゃんと従わなければ返金は無効らしいですが…)

ネットショップを見ているときに…

客「デュフフ…このフィギュア欲しいなぁ、でもわりと高いなぁ…」

フィギュア「どうしたの?お兄ちゃん、買わないの?」

お兄ちゃん「い…いや、写真と実物が違う事ってよくあるからさ…」

フィギュア「それならレビューを見てみてよ!たくさんのお兄ちゃんを癒してるんだから。」

お兄ちゃん「ブ…ブフィィィ!!」

※一部不適切な内容が含まれておりましたが反省はしていません。


ネットショップでマッチングリスク意識を持った時、購入者のレビューを見て評価が高かったら安心して購入出来ますよね?

商品やお店に対する他人の評価は、今やネット販売をする上で不可欠ですね。

だからこそステルスマーケティングやらネガティブキャンペーンが氾濫しているのも現実ですけど…