こだわりのメニューが売れない?
SERIESシリーズ記事必要なこだわりと不要なこだわり
2016年7月25日
今回はこんなお話
素人に限ってどうでもよい部分にこだわる。
求められない「こだわり」は害悪にすらなる。
なぜ「こだわり」が求めてもらえないのか?
まえがき
こだわりの逸品、店主こだわりの○○○、などなどよく目にしますが、こだわりの○○○が売れるとは限らない、良いものだとは限らないですよね。
というわけで、今回はそんなお話です。
ぷろろ~ぐ
はたさん、ブログのデザイン凝ったでござるな~。
拙者のブログなんてこんなシンプルなのに。
現在はここ「VEGL CONTENTS」に統合されました。
いやぁ~、作っていたらアレもコレもっとね…
ついつい、あぁいうのもいいな、こういうのもいいな、みたいにどんどんやりたいことが増えてしまいまして……
言うても、見る人はそんな細かいところまで見てないでござるよぶっちゃけ。
そうなんですよねぇ…
わかってはいるんですけどねぇ……
主観のこだわりと客観のこだわり
ということが、随分前にありましてね。
あ~。はたさんってそういうとこありますよね。
それで、この言葉をかけられたときに、これは飲食店でもよくあるアレだと思ったのですよ。
よくあるアレ?
WEBデザインが本業のとっつぁんは、最低限の機能・デザインのブログを作ってササっとブログを始め、ひきかえWEB部門が忙しい時にちょっと手伝う程度のわたしが、アレやコレやとやたらこだわってブログを作りました。
あぁ~。とっつぁんってそういうとこあるよね~。
もちろん、とっつぁんもクライアントの希望があれば、わたしよりもよっぽど凝った機能やデザインを実装しますが、少なくともブログに関しては対照的なものになりました。
これがプロとアマチュアの違いなのだなぁと。
こだわりは必要か不要か
えっ?そうなの?
とっつぁんは単純にメンドウだっただけなんじゃぁ…
客に納品するものでもない自分のブログだからワリとどうでもよかっただけな気がしないでもない。
まぁ、そういう一面もあるかもしれませんがね。
個人的な見解ではありますが、そもそもプロは、客が望んでいるものや集客に必要なもの(客観的・統計的・効果的など様々な意味で)、に対しては強くこだわるべきですが、それ以外のものに関してはそこまでこだわるべきでは無いと思うんですよ。
えっ?
プロだからこそ、とことんこだわるべきなんじゃ?なんでですか?
金銭・時間・人などのコストを含め、業務効率上その方が合理的だからです。
「プロ」の定義にもよりますが、その職業・技術で利益を得て生きていると考えれば、業務は合理的・効率的に行うべきでしょう?
個人の主観的なこだわりは、客にとって不要であったり、コストに見合わなかったり、業務を非効率化してしまうケースがあります。
ふむふむ。
ということは、客が望んでいることや、利益を出すのに必要なことだったら、むしろこだわるべきってことですかね?
はい。とびぃさんスルドイですね。
個人の主観的なこだわりであっても、それが客に求められている場合、それが利益に繋がる場合は、むしろどんどんこだわるべきだと思いますよ。
音楽家や画家など、アーティストと呼ばれる職種などはその傾向が強いですよね。
頑固親父が作るこだわりのラーメン屋さんなんかはどうですか?
そうですね。お店が流行っているのならば、その頑固親父のこだわりは主観的ながら客に求められているといえます。
個人的に好きなものにこだわり抜いて、それを商売にしている人はたくさんいますが、その中でも成功している人のこだわりは、求められているこだわりなわけです。
それか、よっぽど商才があるかですね。
その才能を「商才」と呼ぶか、「求められる努力」と呼ぶか、「運」と呼ぶかは人それぞれですね。
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ここまでのまとめ
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- 客に求められない主観的な「こだわり」は不要。
- 無駄なこだわりは業務効率やコスト面でも合理性を欠く。
- こだわりで利益を出すには「商才」「求められる努力」「運」などが必要。
こだわりが求められているか
さて本題です。最初に言った飲食店でもよくあるアレです。
やたらこだわりをアピールしているのにイマイチなお店、見たことないですか?
こだわりの空回り
あ~。妙にこだわっているんだけど「そのこだわりは求めてないよ」って思ったことならあるなぁ…
しかも流行ってなさそうだったから、それ誰も求めてないんじゃぁ…って思ったよ。
なんなら、こだわりを打ち出してるのに、食べてみたらフツーofフツーだったりな。
お店の立場からとすれば、良い商品をこだわって提供しているのに、売上が伸びない、こだわりの一押し商品が売れない、という非常に悲しい状況です。
このような状況な場合こそ、最初に言った「主観のこだわり」に囚われているということです。
自分が好きにこだわるのはいいけど、それが客に求められなければ当然売れないってことだね。
だけどこだわりは捨てられない……みたいな感じですかね。
そう。こだわりの空回りです。
- こだわりの一押し商品の注文数が少ない
- こだわりの一押し商品のリピート注文数が少ない
- こだわっているのに繁盛しない
などは、まさにこだわりが空回りしている良い(悪い?)例です。
なぜこの思いが届かないのか?
うわぁ…つれぇな~ソレ
そして、これらの理由はおおまかにこんな感じですね。
- 注文数が少ない
- 客の興味をひけていない
- リピート注文数が少ない
- 商品のクオリティが低い
- 商品のコストパフォーマンスが低い
- 繁盛しない
- 上記のどれかもしくはすべて
- 考えられる原因が多すぎて特定は難しい
- 共通
- 客の嗜好とのミスマッチ
ってことは「繁盛しない」とかそもそもの話はおいといて、他のケースは対策ができるってことですね。
あれだね。さっきはたさんが言ってた「求められる努力」ってやつだね!?
そうですね。
残念ながら詳しくは次回に続くということになりますが。
というわけで次回以降予告。
- 知ってもらう努力
- 求められる努力
- 自分を振り返ろう
- 客を理解しよう
といった内容を(順次)お送りします。(予定)
とっつぁん!!
最初の回想と最後の予告だけ登場て…
しかも(順次)とか(予定)て、全然アテになんねぇ…
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今回のまとめ
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- 主観的なこだわりは一旦忘れましょう。
- なぜこだわりが伝わらないか考えましょう。
- このテーマ、続きものになってしまいました。
さて、そんなわけで、続きものになってしまったわけですが、いかがでしょうか?
ここまでで思い当たる節がある方は、ぜひ続きも読んでください。なにかのヒントくらいにはなると思います。きっと。なるといいなぁ。
SERIESシリーズ記事必要なこだわりと不要なこだわり
2016年7月25日
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