ブイヨンとコンソメ。
SERIESシリーズ記事あれとこれの違い
今回のお題
ブイヨンとコンソメって何がどう違うの?
やっときたうりぼうのターン
きたきたきた!きたぜぇ!
オレのターン!
うるさいなぁ、なんなのよ?
バカがバカ騒ぎしてると、本当にバカみたいだよ?
いい歳したおとなが「オレのターン!(ドヤァ)」って、ないわ~。
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画「遊☆戯☆王」の中で行われるカードゲームが元ネタ。
交互に攻撃ターンを交代し相手のライフを減らし0にしたら勝利。
実際にトレーディングカードゲームとしても発売され、2014年には世界で最も売れているカードゲームとしてギネスブックにも認定された。
なにおぅ!おまえだって、高校1年までプリキュア見てたじゃねぇか!
2004年からテレビ朝日系列で放送されている女児向けアニメシリーズ。東映アニメーション制作。原則、1年ごとに新シリーズになる。
名称の由来は「PRETTY=かわいい」と「CURE=癒す」を合わせた造語である。
や~め~て~!
本当にやめてもらえると助かるわ……
バカが一人だけでも大変なのに、二人もいるんだから身が持たないわ……
ヒドくね?
オレをあーたむと一緒にするとか。
わたしだって、お兄と一緒にされたくないし!
バカなのは否定しないわけね…
五十歩百歩、大同小異、どんぐりの背比べ……
うりぼぅ兄妹で文字通り瓜二つという感じですか。
アレ?わたしウマいこと言っちゃいましたかね?
(うわぁ……)
(うわぁ……)
えーっと……ウマいとか、サムいとか、そういうのはおいといて、ですね。
わたしも妹の片割れなので、十把一絡げにされるのは、はなはだ心外です。
正式な読み方は「じっぱひとからげ」である。
なお、三十分も「さんじっぷん」と読むのが正式とされる。
そんなことよりさ!お兄がオレのターンってうるさいから、サクっとお兄のターンを終わらせて!
なんか聞くことがあったんでしょ!?
本題
あぁ、あれですね。ブイヨンとコンソメの違いでしたよね。
ソレです!
うーん…その程度のことならば、わざわざわたしに聞かなくても、Google先生や、みーたむさんに聞けば、すぐにわかると思いますが…
そんなこと言っても、ネットで調べても説明が難しかったり、逆に簡単すぎたり、ウソの情報があったりするじゃないですか?
(珍しくマトモなことを言ってる・・・!?)
では、みーたむさんに聞くのは?
みーたむに聞くと「そんなこともしらないの?」って見下した目をされるんですぅ……
だから兄の威厳が……
なるほど、うりぼぅさんも大変なんですね。
でも、もう大丈夫ですよ。今回の件は知らなかったことがすでにバレてますから。
心置きなく、みーたむさんに聞けます。
そんなくだらない理由で、知らないことを人に聞けない方がよっぽど恥ずかしいですよ。
で、コンソメとブイヨンの違いでしたっけ?
はい。そうです。
みーたむ先生の講義
コンソメとブイヨンは、スーパーなどで固形や粉末のものが売っていますが、それらにあまり大差がないので、なにが違うかわからない、どっちでもよい、という人が多いみたいですね。
レシピにブイヨンと書いてあっても、コンソメと書いてあっても、とりあえず家にあるそれらしきものを入れるみたいな(笑)
あるあるですね。
実際、随分むかしに……
回想
ねぇねぇ、家にコンソメある?
あぁ~。ブイヨンしかないです。
コンソメは使わないんで…
ん?なんだ、あるんじゃん。なにいってるの?
・・・・・
回想終わり
ということがありましてね……
どこからどう突っ込むべきか、そもそも突っ込むべきではないのか困惑したものです。
それは仕方ないですよ。
実際、ブイヨンとコンソメの違いを、そこまで意識している人ってあんまりいないと思いますよ。
そりゃそーだよ!
ていうか、クックパッドとかだって、そこらへんのフツーの人がレシピ書いてるんでしょ~?
書いてる本人もわかってないんじゃないの?
てか、わたしもわかんないし~。
大いにあり得ますね(笑)
では、みーたむさん、そんな人たちのために、説明をお願いします。
(回想シーンの相手のビジュアルには誰も突っ込まないのな…)
手短な結論
では、手短に結論だけ。
- ブイヨンは、お肉と香味野菜を煮込んで作るもので、スープのベースになるもの。
- コンソメは、ブイヨンにさらにお肉や野菜などを加えて煮込んでから漉したスープのこと。
といったところでしょうか。
す…すまない、オレにもわかりやすく説明してくれ…
よくわかんない。てか、もうどっちでもいいじゃん?
どっちがどっちでも別にこまらないし~。
和食に例えると
では、簡単に和食に例えて説明します。
- ブイヨンは和食で例えると、ダシです。
- コンソメは和食で例えると、お味噌汁やお吸い物です。
そもそもブイヨンはダシの一種ですからね。
あくまで大雑把な例えなので、まったく同じというわけではないですが、これでなんとなくイメージが伝わりますか?
おぉ!なんとなくわかったぞ!
じゃぁ、スーパーで売ってるブイヨンは洋風ダシの素で、コンソメは洋風インスタントスープみたいなもんだな!
そうですね。かなり大雑把ですけど、イメージとしては合っていると思いますよ。
商品によって差はありますけど、基本的にブイヨンは塩が入っていないか少量で、コンソメはしっかり塩味がついていますよ。
あ~!わかった!
スープ作ろうと思って、お湯でコンソメとかして飲んだら味が全然しなかったことがあったけど、あれってコンソメじゃなくてブイヨンだったんだね!
マズいコンソメだな~って思ってた。
いや、それは気付よ。
あとビーフシチュー作った時にすごくしょっぱくなっちゃったのって、ブイヨン入れなきゃいけないのに、コンソメ入れちゃってたってことか~
いや、それも気付よ。
そんな経験をしてなお、ブイヨンとコンソメの違いに無頓着でいられる脳天気さが、時々羨ましくなります。
失敗したら学ぼう
はたさん、どうですか?
こんな感じで間違ってないでしょうか?
いえ、大丈夫ですよ。というよりも勉強になりました。
え!?まさかアニキ知らなかったんですか!?
いえいえ、勉強になったのはそこではなくて、みーたむさんの教え方ですよ。
和食のダシと味噌汁に例えるなんて大雑把な教え方、わたしには思いつかなかったでしょうから。
それは…教える相手が、大雑把な頭をしているので……
そう。まさにそれです。
相手に合わせて伝え方を変える。コミュニケーションの基本ですよね。
みーたむさんは、その点が上手だなぁと、勉強になったということです。
ひでぇ言われようだ……
いいじゃん大雑把で!なんでもかんでもこまかく考えるのは、みーたむの悪いくせだよ!
ブイヨンでもコンソメでも、作って美味しければそれでいいの!
(細かく考えないから失敗したのでは……)
そういうセリフは美味しく作れるようになってから言ってくださいね。
おまけ(フォンについて)
「ブイヨン」はフランス料理やイタリア料理で使われるダシの一種です。(イタリアでは「ブロード」といいます)
ブイヨンの他に「フォン」と呼ばれるダシがあり
- スープのベースになるものが「ブイヨン」
- ソースや煮込み料理のベースになるものが「フォン」
という使い分けがされています。
「フォン」の中では「フォン・ド・ヴォー(仔牛のフォン)」が有名ですね。
他にも、鶏のフォンや魚のフォンなど様々な「フォン」がありますよ。
次回の前振り
ところで、はたさん。
そもそも「ダシ」というのはなんなのでござろう?
なんですかいきなり……
「生きる」とはなんなのだろう?レベルの難しい問いかけを……
あのですね、ある日のこと「フルーツ鍋を作ってみた」という、面白くもなんともない企画を、さも面白そうにやっているサイトを見かけまして。
そこで調べてみたところ、フルーツ鍋は実際に提供している店があったでござるよ。
フルーツ鍋
北海道の余市の余市青年会議所が、2008年に開催した「鍋リンピック」で、フルーツをじゃがいもでつないで団子にし、味噌ベースのスープで煮込んだ「余市フルーツ鍋」が金賞を受賞。
さらに、2014年には余市川温泉が、アレンジを加えて提供を始める。
現在では他の都市でもフルーツ鍋を提供する店舗が増えているようだが、その実態はただのホットフルーツで、「余市フルーツ鍋」とは少々趣を異にする。
ちなみにインターネットで「フルーツ鍋」を検索したら、約2000万件ヒットする。
ふむふむ、なかなか興味深いお話ですね。
余市フルーツ鍋は味噌ベースのスープ。
今流行り(?)のフルーツ鍋はただのホットフルーツ。
ここまではわかる。特に疑問も無いのでござる。
ところが、拙者が見たサイトでは、ダシもフルーツで作ったと書いてあったでござるよ。
ほぅほぅ。なるほど。それはなかなか笑えるお話ですね。
面白くもなんともないですが。
それは「ダシ」と言えるのか?
ただの果物の煮汁じゃないのか?と。
その理屈でいくと、ポテチでもコーヒー豆でも、なんでも煮れば全部ダシになってしまうのではないか!?と。そう思うのでござる。
なるほどなるほど。
でしたら、次回のテーマは「ダシ」にしましょうかね。
拙者、完全に次回予告のためのネタふり要員でござるな。
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今回のまとめ
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- 「ブイヨン」はスープのベースになるダシ。
- 「コンソメ」はブイヨンをベースにしたスープ。
- 市販品の場合、大きな違いは塩分量。
- ブイヨンは塩がほぼ入っていないが、コンソメは塩味がついている。
- フランス料理で使われる「ダシ」には、他に「フォン」がある。
- スープのベースになるのが「ブイヨン」
- ソースのベースになるのが「フォン」
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