ぷろろーぐ
コラムの中で出てきた本題とはほとんど関係の無い話題。本編ではさらっと流した誰かの言葉。そんなどうでもいいことをテーマにして盛り上がっているキャラクターたちのおしゃべりタイムをクローズアップ。ちょっとしたトリビアもあるかもしれませんが、基本的には特に何の役にも立たないお話です。
東京ドームという単位
Googleの電卓機能にも「東京ドーム」という単位があるくらい一般的な単位。でも面積ではなく体積の単位なんですね。
たとえば「500000立方メートルを東京ドームで」と検索すると、500000 (立方メートル) = 0.403225806 東京ドームと結果が出てきます。
ミシュランガイド
タイヤメーカーのミシュランが宣伝をかねて作ったもので、当初は地図や各種施設ガイドでした。今では代名詞ともなっている、レストランを星で格付けする方式は発行されてから30年以上たってから始められました。
ちなみにミシュランガイドの星は、☆ではなく*(アスタリスク)なんですよ。
へえ~。なんでそのアスタなんとかなのに星って言うんですか?
アスタリスクというのは「小さい星」という意味だからですね。
そういえば電話にもこのマーク使われてるよね。米印って言ってるけど。
いや、電話のあのマークとは実は微妙に違うんですよ。電話のほうは「スターマーク」っていうんですけど、よ~く見てくださいね。
*(アスタリスク)
⚹(スターマーク)
本当だ!横になってる!
ほんとだ!ていうか、結局どっちも星じゃないのよっ!ややこしいなぁ。
はい。そうなんですよね。こんなこと知っても何の役にも立ちませんがね。
ま、まぁ確かに…
ところで、本編ではうりぼぅさんが「五つ星」と口走って、むこりんさんにつっこまれていましたが、わたしの地元のタウン誌で、とあるイタリアンのお店が「京都の五つ星レストランで修行したシェフのお店」と紹介されているのを見たことがあります。
思わず「どこのどんな媒体の五つ星なんだよ!?」とつっこみました。
うわぁ…
きっと、うりぼぅみたいな人がやっているのね。
まぁまぁ、むこりんさん。会ったことも無い人をどうこう言うのはよくないですよ。もしかしたらわたしたちが知らないマイナーなガイドブックで五つ星だったのかもしれませんしね。
た、確かにそうですけど…。それじゃもしかして地元のB級グルメガイドで五つ星だったって可能性や、ラーメン屋ガイドで五つ星だった可能性も…イタリアンなのに。
すくなくとも三つ星よりも多い時点でミシュランガイドではないのは確実なんですが、それならそれで、どこのどんな媒体で五つ星を獲得したのか明記するべきですよね。でないと、情報誌としてどうなんだという話です。
実際そのお店美味しいんですかね~。
実は怖いものみたさで行ったんですよ。
感想は……お金を損したという気分を通り越して、お金を返せではなく空腹を返せという気分になりました。
ピジョン
超人気ゲームソフト「ポケットモンスター」に登場するキャラクターの名前だね。むこりんが「ポッポ」と間違えてたのをうりぼぅがすかさずツッコんでたけど、ピジョンはポッポの進化形なんだな。
はい。ありがとうございます。わたしはうりぼぅさんとむこりんさんの会話が全く理解できずに一人呆気にとられていました。実際わたしの周りでも、これがわかる人とわからない人に分かれましたね。そしてその人たちの間には年齢という大きな溝がありました…。
わかる人は、うりぼぅさんとむこりんさんのやりとりを微笑ましく感じつつも、懐かしい気分になったそうです。はぁ…ジェネレーションギャップ…
シミュレーション
コラムの登場キャラクターがみんな仲良く間違えていますが「シュミ」レーションではなく「シミュ」レーションです。ありがちな間違いですが、頭ではわかっている人ですら口では「シュミレーション」と言ってしまう例も多々見受けられます(笑)
お…オレはもちろんわかってたぜ!ついつい口だけ間違っただけだしな!おいおい誰だよシュミレーションって勘違いしてたのは?本当はシュミレーションなんだぜ!
わ…わたしだってわかってたし!その証拠に、しむゅれーションゲーム好きだし!
おいおい…おまえらそんなムキになるなよ…しかもうりぼぅはまだ間違えてるし、むこりんはなんの証拠にもなってねーどころか、かんじゃってるよ。
うるさいっ!お兄ちゃんのくせに!
す…すみません…
ちなみに小耳に挟んだ話だと、もともと日本語の発音には基本的に「みゅ」は存在してなかったらしいよ。唯一「大豆生田(おおまみゅうだ)」という姓のみに使われるそうで、むしろ大豆生田さんのためだけに存在していた発音らしいですお。
へえ~。でも最近の子供だったら苗字じゃなくて名前の方なら「みゅ」がつく子も結構いるかもだよね?キラキラネームって流行ってるみたいだし。
「突然変異体」と書いて「ミュータント」とかいるかもしれないね。
どこの亀ですか!?キラキラってレベルじゃないですよ!
ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズのこと。人間のような姿に変異した4匹の亀が主人公のアメコミシリーズ。日本でも、テレビアニメの放映、映画の公開がされている。
コミックの原題は結構長いが「TMNT」もしくは「ミュータント・タートルズ」と略されることが多い。
「音女神」と書いて「ミューズ」とかどうですか?
おおぅ…はたさん、意外にもディープなネタですなぁ。
ギリシャ神話の女神の英語名なんですけど…あとイギリスの有名なロックバンドの名前でもありますが日本でも結構人気らしいですし、そんなにディープですかね…?
あ、あの、すまぬでござる。気にしないで欲しいでござる。
(……?)なんにしても最近では、名前に限らず外来語を使う機会や外国語に触れる機会も増えてきたので、シュミレーションと間違える人も少しずつ減っていくのかもしれませんね。
月給10万円
本編ではシミュレーションですしサラっと流していますが、実際にはほぼ確実に最低賃金法にひっかかりますね(笑)
最低賃金法は雇用形態には関わりなく、雇用されている人全てに適用されます。時間外手当や通勤手当などを除く支給額を、所定労働日数・所定労働時間から時給換算したものが最低賃金以下ならば労働者は差額を求めることができます。
や!やっぱり!なんであの時言ってくれなかったんっスか!?
なんとなく面白そうだったからという以上の理由が思い浮かびませんね…
やっぱり…
まぁまぁ。まだまだ初歩のシミュレーションをしただけじゃないですか。この先もっと現実的な計画に移ったときには、さすがの彼も嫌でも本気で考えることになりますよ。
(いや…むしろヤツはすでに本気で言ってた…はたさんは知らないんだ…アイツが本気でありえないことを言ったりしたりするんだってことを……)
うりぼぅの言う「コンセプト」
シミュレーションの最中に、うりぼぅさんが思わず「コンセプト」という言葉を発していましたが、実はコンセプトは初歩シミュレーションの次のステップで考えることです。
実際のところ、彼がどのような意味でコンセプトと言ったのかは本人のみぞ知るですが、実際にコンセプトを組み立てる時になれば、いかに軽々しくコンセプトと言ったのか思い知ることと思われます。
コンセプトを作るのってそんなに大変なものなんですか?お金とか関係無いしわりと気軽なものだと思ってたけど。
そうですねぇ。確かにコンセプトそのものがお金を産むわけではないです。しかしコンセプトはお金を産む仕組みそのものですから、むしろ一番大変かもしれません。特に思いつきで行動するタイプには鬼門です。そしてコンセプトをしっかり作り込まずに突っ走って大抵の場合失敗するんですよ。
そうなんですね~。(これは、本気でお兄ちゃんをとめなきゃ……うりぼぅの自爆に巻き込まれかねないわ…)
○のフレンチとか
テレビなどでも取り上げられて一躍有名になった飲食店チェーンですね。他にも焼き肉・焼き鳥・割烹など多数の店舗を展開しています。ちなみにフレンチとイタリアンはわたしも行ったことがありますが、やっぱりご飯は座って落ち着いて食べたいと思ってしまいました。こういう時に歳を感じます…
ちなみに創業者で代表取締役の方が、中古本販売で有名な「ブックオフ」の創業者で元会長というのも驚きですね。
まったく別の会社をやってたのにスゴイですね。やっぱりお金持ちになる人とオレらみたいな凡人は違うんですかね。
う~ん…どうでしょうかね、そもそも世の中の大半の人は、わたしや、きっととびぃさんも含め凡人ですしね。それにお金持ちとひとくくりに言っても、そうなるためにすごい努力をしてきた人もたくさんいます。
極端な話、そういう人たちと同じくらいの努力をしてもダメだった、そのときになって初めて、才能が無かったのか運が無かったのか、どちらにしろ成功者と自分は違うんだという結論が出せるのではないですか?
確かにそうですけど…でも、努力したって報われるとは限らないし、産まれた家や頭や顔の善し悪しみたいな自分じゃどうしようも無いことだけでも成功する確率かなり違っちゃうぢゃないですか。
まったくその通りですね。自分でエラそうなことを言っておいてなんですが、実はわたしも「努力」という言葉はあんまり好きではありません。元々みんなスタート地点が違うのに、なんでもかんでも努力や根性が足りないせいにする人とかね。
かといって、スタート地点の違いを理由にまったく努力をしないのも、それはそれで違う気がしますけど。
あ~、確かにそうですね。
でもやっぱりできるだけ大変な思いはしたくないし、報われないかもしれない努力を続けるのって難しいですよ。
まぁ、誰だって楽して生きていきたいものですよ。
働きたくないでござるっ!絶対に働きたくないでござるっ!
・・・・・・
・・・・・・こういう極端な例はおいといて、ですがね。
それでまぁ、なにが言いたいかというと、成功者と自分を比べても、何が違うかなんてわからないわけですよ。そもそも人間なんてみんな違うんですし、どうせわからないなら考えるだけ無駄です。
まして、生まれつきの要素や運のような、自分の力ではどうにもならないものを無い物ねだりをしたところで何も得るものはないですよ。
自分がもっているものをあるだけ使って、できることをできるだけやって、それくらいしかないんですよ。
オレがもってるものも、オレにできることもすごく少ない気がします……。
当初の話題からすっかりそれてしまいましたが、せっかくですから、とびぃさんにとても有名で素敵な言葉を贈りましょう。
「配られたカードで勝負するしかないのさ…それがどういう意味であれ」
アメリカの漫画「ピーナッツ」の登場人物(犬)である「スヌーピー」の有名なセリフ。このセリフは、サリーに「なんであなたが犬なんかでいられるのかと、時々思うわ」と言われたときの返事。
日本ではピーナッツという作品名よりも、スヌーピーというキャラクターの認知度が高く、スヌーピーがピーナッツの代名詞になっているという逆転現象がおきている。
なるほど
「なるほど」は使いすぎると、「話を聞いていないんじゃないか?」「実は理解していないんじゃないか?」と思われたり、相手次第では「話を打ち切りたがっている」「自分が話すタイミング作ろうとしている」とまで思われてしまう実は危険な言葉です。
なるほど!
しかも、世の中には自分より目下の人に「なるほど」と言われると、なるほどは敬語じゃないという理由で怒る方もいらっしゃるとか。
なるほど!
さらに最近は「なるほどですね」とおっしゃる方も増えてきて、もうなにがなにやら、わからなくなってきていますね。
なるほどですね~。
ちなみに「なるほどですね」は九州の一部の地方の方言でもあるようですが、いままでわたしがお会いした「なるほどですね」とおっしゃる方たちがみなさん九州出身とも考えにくく、なんでいきなりこんなに耳にするようになったのかと疑問は募る一方です(笑)
なるほど!
なるほど!
なるほどですね~。
・・・・・・確かに多用はよくないですね、うん。
ほっこり
よく温かいことや安心することを「ほっこり」といいますが、元々は京ことばで「適度な疲労感」を表す言葉だったんですよ。
「適度」ってのがよくわかりませんが、とりあえずよく使われている意味とは全然違いますね。
わたしも京都の人間ではないので細かいニュアンスまではわからないですけど、微妙に達成感のある感じじゃないかと。
たとえば、いい運動をした後とか。
あぁ~、なんとなくわかるようなわからないような…。
ていうか、それじゃいま使われているのは間違った使われ方なんですか?
それが、そうとも言い切れないんですよね。
明治の頃にはすでに「温かい」に近いニュアンスで使われていたらしいですよ。
へえ~。それじゃあ別に気にする必要ないんスね。
そうですね。京都出身の方はもしかしたら気にされるかもしれませんが、特に間違った使い方というわけではありませんからね。
「ほっこり」には「ふかしたサツマ芋」なんて意味もあるくらいですし。
そういえば、「まったり」も元々は違う意味だったって聞いたことある!
なんだよいきなりびっくりした!
つーか、「まったり」ってあの「まったり」か?
まったりにアレもコレもないでしょ。
あ…はい。
「まったり」が元々違う意味だったというのも割と有名ですよね。
本来は味覚の表現で、「さっぱり」や「こってり」なんかの仲間みたいなものだったのが、いつの間にか「ゆったり」というか「ぼんやり」というか独特の状態を表す言葉になっていますね。
まったりとしていて、それでいて、しつこくない!ってやつですよね!
おまえもいきなりなんだよ!?びっくりするだろ!
いや、やっぱりシェフになるには勉強も必要だと思ってな。超有名グルメ漫画を読破したばっかりなんだよ。
おそらく「美味しんぼ」のことである。
1988年にアニメ化、1994年と2007年にドラマ化、1996年に映画化、単行本も100巻を超えており知らない人が少ないほどの超有名グルメ漫画。
強烈なキャラクターやエピソードが多く、数々の他作品でパロディとして登場する。作者も強烈な個性のため、たびたび議論を巻き起こすことで知られている。
「まったりとしていて、それでいて、しつこくない」のフレーズが有名だが、実は作中で「まったり」が使われたのは数回である。
漫画で勉強て…ダメだこりゃ。本物のバカだわ……
うりぼぅさん…漫画は勉強どころか、むしろ変な知識を鵜呑みにして、むしろ料理人としてはあまりよろしくないことも多いと思いますよ……
え!そうなんですか!?漫画ってやっぱりウソなんですか!?
いえ、ウソとまでは言いませんが、大人になって本気で料理で稼いでいこうと思っている人が本気で読むのはどうかと…
子供とか、料理と全く関係の無い仕事をしている人が読んで、楽しみながら料理に興味を持つというのは、とても喜ばしいですし、そういう最初のきっかけとしては素晴らしいものだと思うのですが。
そういえば、とっつぁんが某料理漫画に出てたレシピ見て作ってみたけど、大失敗したって言ってたなぁ。なんちゃってなんとかっての作ったらしいんですけど。
でも、それがきっかけか知らないけど、最近では結構料理するようになったみたいですね。
そうですね。そうやって料理に興味を持つことはとても素敵なことだと思いますよ。
学生さんなんかは、そういうきっかけで本気で料理人を目指したりね。
プロのスポーツ選手でも、最初は漫画のキャラクターに憧れてという人も結構いますよね。
まぁ、アレ(うりぼぅ)は完全にただのバカだけどね。
そうそう、「バカ」と「アホ」も関東と関西でニュアンスが違うので、使い方が難しいと言いますよね。
むこさんが、どっちの意味で「バカ」と言ったのかは聞かずにおきますか。
いや…アイツはもうとっくにそういうレベル超えてますから……